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コンピューターの苦手な問題? [将棋(その他)]

 まずは以下の詰め将棋を解いてみてください。


 比較的有名な問題でしょうか。古い作品ですので、ここに掲載しても著作権上の問題はないと考えていますが...大丈夫かな?:) 詰め将棋の正解手順は上で示した通りです。打ち歩詰めを如何に打開するかがこの問題のポイントです。

 先日、私が詰め将棋の本を読んでいた際に、「コンピューターなら詰め将棋を何秒くらいで解けるのかな?」とふと疑問が湧いて、フリーソフトウェアのBonanza Version 2.1にいくつかの問題を解かせてみました。
 結果は...『10分で三段』レベルの問題を、10秒もかからずに解かれてしまいました。流石はBonanza...13手詰めの問題ならば数秒あれば解けるようです。しかし、何故か「全く手も足も出ない問題」もあることに気づきました。上に掲載したような「成れる駒を成らずに打ち歩詰めを打開する」種類の問題です。
 上の問題を、Bonanzaの思考時間を延ばして読ませてみましたが...Bonanzaが検討していた手順は▲4一飛成▽3一歩▲3一龍▽2一歩▲1二桂成▽同玉▲3二龍...。これでは詰みません。結局、10分考えて攻め方が投了してしまいました(汗)。
 では、どこまで誘導すれば解いてくれるのか。これが次の問題です。
・まずは▲1二歩▽2一玉まで指して(=11手詰みにして)、ここから考えさせると...うぅぅ、2分で投了。
・次に▲4一飛不成▽3一歩まで指して(=9手詰みにして)、ここから考えさせると...うぅぅ、▲1一歩成▽同玉までは読むものの、次の▲3一飛不成が読めずにまたも2分で投了。
・▲1一歩成▽同玉まで指して(=7手詰みにして)もやはり駄目でした。

 即ち、3手目▲4一飛不成と7手目▲3一飛不成という2つの不成の手を誘導しないと、解答に辿り着けなかったということです。
 流石に最新版のBonanzaなら解いてくれそうですが(私は持っていないので確認できませんが^^;)、この種の問題はコンピューターの苦手分野なのでしょうか? 他の将棋ソフトではどうなのでしょうねー。
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コメント 4

詰馬戦

記事お疲れ様です!
コンピュータとあまりと言いますか、滅多に私は指さないのですが、コンピュータには【損して得取れ】という思考が働かないのでしょうかねぇ?こういった点では人間の欲・・・《ズル賢さ》が一枚上手なんでしょうね~ ^^;
大変面白く拝見させていただきました ♪
by 詰馬戦 (2008-08-09 07:21) 

ミル・アバランシェ

 どもども^^ノ
んー...私もあまり詳しいことは知りませんが:)。駒の点数評価という観点では、恐らくどのような局面でも「龍」は「飛車」よりも点数が高いでしょうから、「敢えて点数の低い方を選択をする(=成らない)」という判断は、機械には難しいのかも知れませんね。
by ミル・アバランシェ (2008-08-09 18:01) 

通りすがりのアジー

こんばんは。いくつかの(というより大抵の)ソフトは大駒の不成は実戦では想定していなくて、読みの候補に入れていないようです。というわけで難しいというよりも、そもそもその選択肢がないということになりそうです。ではプログラム段階で、大駒の不成も入れてはどうか、ということになりますが、そうすると探索数が増えるので、思考に時間がかかるようになります。非現実的な候補手のためにわざわざ大駒の不成を入れるかどうか、一長一短ですね。東大将棋なんかは大駒の不成もプログラムに含まれているそうです。
by 通りすがりのアジー (2008-08-20 01:10) 

ミル・アバランシェ

 初めましてーノ。
なるほど...思考時間との兼ね合いですかぁ。確かに、あらゆる指し手を読むと膨大な時間がかかるでしょうから、ある程度候補手(探索数)を絞る必要があるのでしょうね。その辺はプログラマーの腕の見せ所でしょうか。
 実戦でも『敢えて大駒を不成にして受けることで、自玉を打ち歩詰めの形にする』という局面は出てくることがありますし、不成の手筋もちゃんと候補手に入れてもらいたいものです:)。書き込みありがとうございましたー。
by ミル・アバランシェ (2008-08-20 20:58) 

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